ベビーマッサージ をやってみたいけれど、いつからはじめていいの?
ベビーマッサージの注意点とかあるのかな?
ベビーマッサージをどうやってやるのか知りたい!
と思う人がいると思います。
ベビーマッサージインストラクターの助産師が
・ベビーマッサージの開始時期
・マッサージの際の注意点
・具体的な方法
について解説します。
ベビーマッサージはいつから?
ベビーマッサージの開始時期
ベビーマッサージは特に体調が問題なければ生まれた翌日からでも始められます。
最初は、フルコースのマッサージではなく、抱いてあげながら部分的なマッサージからでも良いのです。
全身のマッサージができるのは、生後2週間を過ぎた頃を目安にするといいと思います。
ベビーマッサージ教室にはいつ頃から連れていってもよい?
赤ちゃんといっしょに教室に通うなら、赤ちゃんの首がすわりだす生後2〜3ヶ月過ぎまで待ちましょう。
なぜなら、赤ちゃんの首がすわらないまま教室に参加すると赤ちゃんが危険状態になってしまうことがあるからです。
教室には、同じぐらいのママ友などがおり、話に夢中になってしまうということが少なくありません。首がすわっっていないためふとした瞬間も赤ちゃんに気をつけてあげて欲しいということです。
家で赤ちゃんと1対1で向き合える環境ならば、生まれた後からぜひやってあげて欲しいと思いますが、教室に行って大人数でやるなら首がすわりだしてからのほうが安心と思います。
マッサージは1回なん分ぐらいで行うのがよい?
はじめてのときは、3〜5分くらいでよいでしょう。
頭の先からつま先まで行うときでも、10〜20分程度でよいです。大きくなるにつれてもう少し長くやってもよいと思います。
赤ちゃんが大きくなり、マッサージよりも他の遊びに興味がいくときは、赤ちゃんの欲求を第1にしてあげてよいでしょう。
ベビーマッサージをやるときの注意点【6選】
ベビーマッサージ の時期はわかったので、やるときの注意点を教えて欲しいと思う人は多いの思うので解説します。
- 毎日楽しんで行う
- 赤ちゃんと対話する気持ちで行う
- 赤ちゃんのシグナルを感じる
- 順番にとらわれなくてよい
- マッサージの仕方にとらわれなくてよい
- ながらはやめる
毎日楽しんで行う
思いついたときに、ときどきマッサージするのであは、赤ちゃんもとまどってしまいます。
忙しいから、疲れていて気が乗らないからとその日の気分でしたりしなかったりは、やめてあげましょう。
3分でもいいのです。毎日少しずつ楽しみながらが大切です。
いやいや行うのでは、赤ちゃんにもそのメッセージが伝わります。
赤ちゃんと対話する気持ちで行う
ベビーマッサージは赤ちゃんとコミュニケーションする手段です。
コミュニケーションは、「もっとあなたを知りたい」を願うことから始まるのです。「今日はいいお天気」「マッサージ気持ちいいね」と赤ちゃんと対話するような気持ちでマッサージをしましょう。
そうすることで、赤ちゃんと心と心が近づくのを感じれます。
赤ちゃんのシグナルを感じる
毎日マッサージしていると、赤ちゃんのさまざまなサインを読みとることができるようになるんですよ。
肌の状態や体温、体の変化はもちろん、心のシグナルも感じれるようになります。
私の教室にくる人も、どんどん笑顔が増えて、赤ちゃんとのコミュニケーションが楽しいと言ってくれる人が多いです。
順番にとらわれないで大丈夫です
マッサージの順番は気にしないでください。
しかし、手や足、おしり、といったどん感なところからはじめてあげることが大切、ということだけ理解していれば大丈夫です。
どん感なところから始めることで赤ちゃんもびっくりせずに、マッサージを受け入れてくれます。
マッサージのしかたにとらわれないでください。
どのくらいの力?手の動かしかたは?と気になるママは多いと思いますが、赤ちゃんを大切に思う気持ちがあれば、自然に上手にできているので安心してマッサージを行ってください。
気持ちのいいマッサージは赤ちゃんが自然とシグナルを出すようになります。
教室に参加している人も、どんどんマッサージが上手になり赤ちゃんももっともっとが止まらないようです。
ながらはやめてください
赤ちゃんにママの考えていることが伝わるからです。
テレビを見ながら、ラジオを聴きながら、など、ながらマッサージは赤ちゃんが全部見ています。
今日の夕飯はどうしましょう?など他のことを考えながら行うのもやめてください。
ベビーマッサージの時間は、赤ちゃんの極上のアタッチメントタイムを楽しむつもりで取り組むと、効果がよくわかるようになります。
ベビーマッサージのやり方
注意点がわかったところで実際のやり方について、お伝えします。
1.始まりのサイン
始まりのサインを行います。話すことができない赤ちゃんに始めますよというサインをしてあげることで赤ちゃんはだんだん、マッサージの時間だということがわかります。
始まりのサインはママの手のひら全体を使って、頭の上からつま先まで丁寧になぞるようにマッサージ。
「今日は天気がいいね。あったかいうちにマッサージしようね」などと、声をかけながらやったり、ママが歌を歌いながらやってあげると効果的ですよ。
2.うつぶせ
人間はもともと4足歩行だったので、うつぶせからマッサージします。
背中 → おしり → あし の順番で行っていきます
背中は、脊椎からたくさんの神経があるところなので念入りにマッサージ!
まだ首の座ってない赤ちゃんは、首を横に向けてあげましょう。
ママの手のひらを使って、赤ちゃんの腰から頭の方に向かってマッサージします。3〜5往復もすれば充分です。
次におしり。
おしりもママの手のひらを使い、円を描くようにして、おしりのほっぺをくるくるマッサージ。
次にあし。
足は、足の付け根からつま先に向かってママの手のひらで優しくすべらせます。
例えは悪いですが、ぞうきんをしぼるときのようなイメージで、赤ちゃんの足をママの手で優しく握り、リンパを流してあげるイメージで行います。
つま先は、軽くポンっと引き抜くようにしてあげると、気持ちがいいみたいです。
最後にもう1度背中をマッサージ。
腰から頭の方に向かって、ママの手のひら全体を使って上に上にマッサージ。
うつぶせはこれで終了。次は仰向けです。
3.仰向け
仰向けではまずは足です。
足全体 → 足の裏 → 足の指 →足全体
うつぶせのときと同様に、赤ちゃんの足を握り、足の付け根からつま先に向かってリンパを流すように優しく、かつダイナミックにマッサージ。
ダイナミックにマッサージできたら、ぞうきんをしぼるときのようの優しくママの手をねじりながら、下方へマッサージ。
次は、足の裏です。
片方の手で、赤ちゃんの足を支えて、片方の手で、マッサージしていきます。
かかとから足の指に向かって親指を使って、上に上にマッサージ。ママは、親指を使うとよいでしょう。
足の裏ができたら、足のこうも同様に足の指に向かって、マッサージ。
そのあとは、足の指です。
足の指は、ママは親指と人差し指で、赤ちゃんの足の指を掴んで上にポンっと優しくぬいてあげます。
その次はまた足全体をマッサージします。
ママの両手で赤ちゃんの足をはさんで、足の付け根からつま先に向かって、コロコロマッサージ。
4.お腹のマッサージ
円を描くように、ママの手のひらを使い時計回りにぐるぐるとマッサージ。
優しくさすってあげます。これで、便秘の赤ちゃんは便秘解消にも役立ちます。
次は、おへそから首にかけて上へ上へマッサージ。
5.腕のマッサージ
腕は肩から、手に向かって、優しくさすってあげます。3〜5回やってあげれば充分です。
その次は、赤ちゃんの腕を握るようにリズムをつけて、肩から手にかけてギュッギュッとマッサージします。
逆も同じようにマッサージ。
次に手をマッサージしていきます。
手は神経や、ツボがたくさんあり、念入りにマッサージしてあげると、発達にも役立ちます。
赤ちゃんの手のひらが上を向くようにして、手の付け根から指の方向に向かって、ママの親指を使いながら、マッサージ。手の甲も同様に行います。
次に指です。
ママの片方の手で、赤ちゃんの手を支えて、もう片方の手で、赤ちゃんの指をつまみ指の付け根から上にポンっとぬいてあげます。
最後は、肩から手に向かって、ママの両手で赤ちゃんの腕をはさみコロコロとマッサージします。
6.終わりのサイン
始まりのサインと同様におしまいのサインをしてあげます。
ママの手のひら全体を使って、頭の上からつま先まで丁寧になぞるようにマッサージ。
7.終了後の時間を楽しむ
終了後は、そのまま軽くオムツを当てて、ぎゅっと抱きしめてあげてください。
5〜10分ぐらいで、赤ちゃんはすやすや眠っちゃうことが多いです。
眠ったら、そのまま寒くないようにタオルで体を包み込んであげでお昼寝でもいいです。
まとめ
・ベビーマッサージは生後翌日からはじめてよい
・ベビーマッサージ教室にいくのは、生後2〜3ヶ月で首がすわりだしてから
・はじめてのときは3〜5分、長くても20分ぐらいで行う。
・毎日楽しんで行う
・赤ちゃんと対話をする気持ちで行う
・赤ちゃんのシグナルを感じる
・順番にとらわれない
・ながらはやめる
・説明した順番通りでなくてよい